医療事務として働くことのやりがいとは?
働くことについてはみなさんやりがいをもって働かれていると思いますが、医療事務として働く人たちはどのようなやりがいを感じられているのでしょうか。
医療機関で働くということは、治療に携わることがなくても、治療に来る患者さんと関わることになるので、病院に訪れる方が不安を持つことなく、しっかりと対応できるように医療系事務の知識を持つことも重要ですし、人として患者さんに心を込めて対応するということも必要だといいます。
患者さんが病状を聞きたいという時でも、診療に関わることについて医療事務からお話しするということはありません。
医師に確認を取り、次の治療の日程などを伝えるということがあっても、治療に関してのことは医師、看護師に任せることが重要です。
患者さんについてはカルテの上からその状態を理解してしまうこともありますが、こうしたことに関係なく、常に明るく患者さんの気持ちに寄り添って対応することも求められます。
こうした仕事の中で、親しく、患者さんの方から話しかけてくれたり、「ありがとう」といわれると、心から嬉しくなりますし、病気や怪我をされている方々が最初に接する人として、コミュニケーション能力をもって対応していくことにやりがいを感じるといいます。
長く病院にかかっていた患者さんの具合がよくなかったり、お亡くなりになるという現実もある仕事で心に厳しく辛い出来事もありますが、その中で命の大切さや人としての在り方などを考えることも多い職業です。
仕事として長いスパンで考える事の出来る医療事務という仕事
医療事務の仕事は女性がとても多い業務ですが、女性は結婚、出産という人生の中でも大きな出来事を経験される方も多いです。
結婚して生活が変わる事もありますし、引越しして環境が変わる方もいます。
また新しい命がお腹の中に育まれ、出産、子育てに奮闘する時期もあるでしょう。
こうした生活リズム、生活の様式、環境等が変わる時でも、例えば正社員からアルバイト、契約社員となって短い時間、また働くことのできる曜日だけ働くということも考えることができます。
ご家族の中に介護が必要な状態の方がいても、時間を考えて働くことができますし、一旦仕事を辞めて落ち着いてから再度復帰するということも可能な仕事です。
多様な雇用形態がある、という点も医療事務の仕事の大きな魅力ですし、自分がどのように働きたいのか?ということを考えることもできる仕事です。
キャリアを積んでより高みを目指していくこともできますし、クリニックからより本格的に仕事ができる大きな医療施設へ就職するということも考えることができます。
長く継続できる仕事、長い人生の中で長くかかわる事の出来る仕事ということも、医療事務系の仕事のやりがいではないでしょうか。