家族旅行の話

自分の夢

私の両親は、本当に苦労して私たち姉妹を育ててくれました。
自分たちに学歴が無かったことから、子供たちには絶対にちゃんと学校へ行かせて自分の夢を叶えて欲しいと思っていたようです。
「自分の道は自分で切り拓く」
これが、母の口癖でした。

父はあまり話さない人でしたが、母と同じように私たちの事をいつも一番に考えてくれる優しい人でした。
そして、迷った時はいつも背中をぽんと押してくれる人です。

いつか親孝行をしたいと思っていたのですが、忙しさにかまけてなかなかできないでいました。

妹夫婦は、時々子供を連れて遊びに来ていたようですが、家を出て久しい私はそれができないでいました。
でも、今回年末年始に連休を頂き、やっと親孝行をすることができたのです。

滅多にないことなので、両親に行きたいところを訊いてみました。
どこでも行きたいところに、連れて行ってあげようと思いました。
すると、東北の温泉に行きたいとの返事が。

人気の旅館

露天風呂がある温泉宿で、雪を眺めながらのんびりお湯に浸かりたいと言うのです。
私は色々調べて、人気がある旅館を選びました。
静かにのんびりとしたいという両親の希望を聞いていたので、お部屋で食事がとれるあまり広くないところに申し込みました。

北に向かうにつれに、新幹線の窓から見える景色も変ってきました。
雪に覆われた白い景色は、北国の空気を贅沢に感じさせてくれます。
そして駅からまた奥へ奥へ行ったところに、私たちが宿泊する宿がありました。

可愛らしい素朴な雰囲気の女の子が私たちの担当です。
父も母も、雪景色と初めて来た東北の地に興奮気味です。
お目当ての雪見露天風呂を楽しみ、母とは色んなことを話しました。

母の口からは、一度も結婚しろと言われたことがありません。
本当はどう思っているのか訊いてみたいような気もしたのですが、やめておきました。

目の前に並べられる、美しくて美味しい料理に舌鼓。
どれも目にも美しい素晴らしい物でした。
もちろん味も見た目も素晴らしいのですが、何より担当の方が本当に礼儀正しく笑顔が可愛らしく、改めて北国の人の温かさに触れられたような気がしました。

こんな風に、私はステキな笑顔でいるだろうか。
ふと、自分のことを思い返して反省したりもしました。
人様には、温かい笑顔が向けられる人になりたい。
それをこの旅館から教えてもらったような気がしました。

とてもいい旅行でした

チェックアウトをして、旅館お勧めのお菓子を購入。
父も母も嬉しそうでした。
帰りの新幹線の中でも、二人はとても楽しそうでした。

やはり結婚のことは話題にしなかったけど、あれは私への気遣いだったのでしょうか。

是非また、この旅館に宿泊したいと思いながら帰ってきました。
そう言えば、このあたりは美しいサクラが有名と旅館で聞きました。
今度は、サクラが綺麗な季節が良いなと思っているところです。

私からの感謝の気持ちが、ちゃんと伝わっていれば良いなと思います。
今回の旅行だけではなく、日頃から感謝の気持ちを伝えないといけないですよね。

まずは、母の日が近いので母へのプレゼントを贈ろうと考えています。
もちろん、カーネーションは添えますが、今年はそれ以外にもスイーツなどのコラボ商品もあるというので、それを選びました。

スイーツ&カーネーションのコラボ|大丸松坂屋の母の日ギフト特集

母は昔から甘いものが大好きなので、母の日にお花とスイーツを贈ったら喜んでくれるはずです。
父の日のプレゼントも考えておかないとですね。

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